2007年04月24日

『日本美術が笑う』『笑い展』森美術館

『日本美術が笑う』
     
六本木ヒルズ森美術館で開催中の『日本美術が笑う』展・『笑い展』を観てきました。
両展とも、それぞれ笑いをテーマとしながら、違う切り口で時代や背景が異なる作品の中にある「笑い」に焦点をあてるものということで、はたしてどんなものなのだろう?と思いつつ足を運んでみました。
 
まず 『日本美術が笑う』展からスタート。
こちらは縄文時代から20世紀初頭までに日本美術の中で表現された「笑い」を読み解くというもので、まずは縄文時代や古墳時代の土偶や埴輪が展示されていました。
これは、土偶や埴輪が笑っているように見えるということで(意識的に笑っているように作られたものもあるかとは思いますが)みんな朗らかな表情で、とても微笑ましいです。
その他には“意味深な笑み”ということで、ちょっと不気味に笑みをうかべている絵や“笑うシーン”ということで、ストーリーのある絵巻(なかなか面白い)や情景の描かれた屏風などがありました。
そして興味深かったのが、面白い視線で描かれた“いきものへの視線”ということで、真正面から描かれた伊藤若冲の「白象図」(写真下)や長澤盧雪の「牛図」がとてもよかったです。
そして、最後に“神仏が笑う”ということで、どれも穏やかな表情の円空や木喰の木彫仏などがありました。
   
次に『笑い展』
こちらは、世界各国の現代アートのユーモア、ジョークなどの「笑い」を通して「おかしみ」を探るというもので、思いのほか作品の多さにびっくり。
その中でも、気になったのが写真家のウィル・ローガンの作品。写真・映像ともに、身の回りの風景などが独特の視点で切り取られていて、繊細で美しく、見入ってしまいました。
    
どちらも、見ごたえたっぷりで結構楽しめ、時間が足りないくらいでした。 
そして、今回購入したものが
  
『日本美術が笑う』 
伊藤若冲の「白象図」と「伏見人形図」のポストカードと
  
『日本美術が笑う』 
縄文時代の「土面」と南天棒の「雲水托鉢図」のポストカードです。
 
『日本美術が笑う』『笑い展』森美術館 05月06日(日) までです。


posted by monsen at 23:56 | アート
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。