
現在公開中のクリント・イーストウッド監督が第2次世界大戦時「硫黄島の戦い」を日本側の視点から描いた『硫黄島からの手紙』が話題になっていますが(私はまだ観ていないのですが。。。)、戦争映画はどれを観ても、悲しく考えさせられるものがあります。
その中で、私の観た戦争映画で一番心に残っている映画が『ノー・マンズ・ランド』
92年に勃発したボスニア紛争が舞台となっている映画で、実際にボスニア兵として戦争を経験しているダニス・タノヴィッチ監督がブラックユーモアを交えながらコミカルかつリアルに描いています。
ボスニアとセルビアとの中間地帯(ノーマンズランド)に取り残されたボスニア兵とセルビア兵。そして国連防護軍や戦況の最前線を報道しようとするマスコミ陣なども加わり話は展開していきます。
敵対関係にあるボスニア兵とセルビア兵の繰り広げる人間ドラマが面白く、緊迫した中にもちょっと笑ってしまうユーモアがあり、また人間味があります。
そして衝撃のラストシーン。。。(これから観る方もいると思いますので詳しくは書けませんが…)
本当に深く考えさせられるものがありました。
きっと一生忘れることのないラストシーンだと思います。