
現在、パナソニック電工 汐留ミュージアムにて開催されている『バウハウス・テイスト バウハウス・キッチン展』を観に行ってきました。
今から90年ほど前に新しい造形美を生み出す人材を作り出そうとドイツ・ワイマールに創立されたバウハウス。
バウハウスではデザイン性に優れた様々な工業製品が学生達によってつくりだされていました。
どちらかというと男性的なデザインのイメージがあったのですが、今回の展覧会ではキッチン関連の作品に焦点があてられ、女性のデザインや暮らしの様子などがわかる展示になっていて面白かったです。
90年も前の作品とは思えない、いま見ても美しくて欲しい!と思う作品ばかりで、見ていて楽しかったです。
また、バウハウス教授陣の官舎(マイスターハウス)の映像やキッチンが原寸大で再現されていたりと、当時の暮らしがわかり興味深かったです。
ただ美しいデザインというだけではなく、機能的で使う人の気持ちが考えられたデザイン。
また広く一般的に普及されるよう、大量生産を目指し、素材や生産システムなども考え作られていたところも魅力的だなと思いました。
あと、今回の展覧会の図録もよかったので、こちらも購入。

キッチンで使われている道具やモノのかたちは美しいなぁとあらためて。
眺めているだけでも楽しいです。
『バウハウス・テイスト バウハウス・キッチン展』
→ パナソニック電工 汐留ミュージアム 〜 2010年12月12日(日)まで。