
こちらの本では大正・昭和初期の抒情的で美しい絵はがきが紹介されています。
小林かいち、竹久夢二、東郷青児、中原淳一などの有名どころから、無名の作家さんまで、たくさんの作品が載っているので見応えたっぷりです。
竹久夢二、中原淳一などの作品は前から好きだったのですが、他にもこんなにたくさん可愛い作品があったなんて、おどろきです。
色づかいやデザイン。妖精、花、小鳥など使われている図案も乙女デザインならではで可愛いいです。
また、少女を描かれた作品からは夢見がちだった少女時代の空想の世界。
女性が描かれている作品からは愁いやその時代の情趣が感じられて、眺めているとどっぷりとその世界に入り込んでしまいます。
今の時代にはない奥ゆかしさも感じられて、うっとりと魅せられるお気に入りの1冊です。
→『大正・昭和の乙女デザイン』