関東では桜が今とっても見ごろですね。
そんな今を逃すまいと、昨日
東京国立博物館で4月20日まで一般開放されている、本館北側の庭園にお花見に行ってきました。
こちらの庭園には、由緒ある
5棟の茶室が点在しています。
そんな茶室を拝見しつつ、桜の咲く庭園を散策。
綺麗な庭園に咲く桜は、情緒がありとても素敵です。
静かで、心洗われるような贅沢な時間を過ごすことができました。
また、せっかくなので現在開催中の
『国宝 薬師寺展』も。
こちらでは、奈良の薬師寺で大切に保存されている仏像や絵画などが展示されています。
やはり1番の見どころは、そろって寺外で公開されるのは初めてという、日本仏教彫刻の最高傑作のひとつ、金堂の日光・月光菩薩立像だと思います。
見せ方も凝っていて、面白かったです。
また、心をうばわれたのが、麻布に描かれた独立画像としては日本最古の彩色画であることで知られる「吉祥天像」。奈良時代の絵が、目の前にあるなんて。。。
その他にも、興味深いものが色々あり、思いのほかはまってしまいました。
そして、東京国立博物館のもう1つの楽しみ。平常展も。
写真可のもので気になったものをいくつかご紹介。

江戸時代に使われていた携帯用の筆記用具「矢立」
帯に差し込んで持ち歩くため、筆を入れる筒とその先に墨壷(可愛い!)がつけられています。

江戸時代、仁阿弥道八作「黒楽鶴亀文茶碗」
黒地に白で描かれた立鶴。美しいです。

東京帝室博物館が発行していたという「歴史絵はがき」
1発行につき約6枚セットで、歴史部の展示や作品を紹介したものが袋に入っているというもの。
写真は、その袋。写真ではわかりづらいですが…、模様と色使いが可愛いかったです。

正倉院に伝わる染織の断片を貼り付けた「古裂帖」
様々な柄が可愛くて興味深かったです。
やっぱり、こういう色々なものを見る時間って大切ですね。
最近、なかなか展覧会などに行けていなかったので、改めてそう感じました。
上野公園も桜が満開で、大満足の一日でした。
『国宝 薬師寺展』→
東京国立博物館 平成館 〜6月8日(日)東京国立博物館 春の庭園開放 →
〜4月20日(日)
posted by
monsen
at
23:58
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日記